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2020年8月

2020年8月26日 (水)

事故後の警察・救急・損保への連絡

弁護士服部誠至・交通事故の基礎知識 1-

★事故後の警察・救急・損保への連絡             (転載禁止)

  

<警察・損保への連絡> 

1 警察署への説明

  事故直後に警察に連絡をした場合にすぐに警察(パトカー)が来てくれる場合と、警察署に来て説明して欲しいと言われる場合があります。軽度の物損のみの事故ではほとんどが後者になります。人身でも(直後の)症状が軽い事件では後者になることもあります。

  警察が現場に来てくれる場合でも、現場に来るまでに30分前後を要することはよくあります。その間に相手の氏名・連絡先を聞いて、自分の保険会社に連絡をし、双方の車両の状況をスマホなどで撮影しておきます。

  事故直後の画像は事故のあった位置を特定する情報が重要となりますが、この段階の画像は双方の車両の損傷の程度を確認するための情報として重要となります。画像をうまく撮るコツはいろいろな距離と角度からできるだけ多くの画像を撮影することです。

 

2 保険会社に連絡する

スマホには事故時の保険会社への連絡先を登録しておきましょう。代理店の電話番号しか登録していない場合には対応が遅れることがあります。保険会社の連絡先カードを財布等に入れて持ち歩くことも有益です。保険会社の事故受付に連絡した後は、その指示に従います。  

 

<逃げてはいけない> 

1 緊急措置義務、報告義務

  事故を起こした場合には直ちに負傷者の救護などの緊急措置と警察に報告する義務があります。この2つをしないと「ひき逃げ」になります。

  被害者の怪我が軽く救急車が必要ない場合であっても、すぐに警察に連絡してその指示を仰ぎます。怪我が軽い(ように見える)被害者が自分で立ち去った場合であっても、事故があったことを警察に連絡しなければひき逃げになります。

車と車が接触したならば、軽い物損であっても警察に連絡する必要があります。物損であっても現場から立ち去ればひき逃げになります。

 

2 ひき逃げは極端に処罰が重くなります

  ひき逃げ事件は「怖くなって逃げた」と報道されることが多いのですが、ひき逃げをすると刑罰は極端に重くなります。被害者の救護や警察への報告せずに逃げた人の罪は特に重くなります。

  死亡事故の場合、現場に残って警察・救急に連絡していれば実刑を免れて執行猶予になる事案であっても、現場から逃げるとほとんどが実刑になります。ひき逃げが捕まる可能性は非常に高いので、死亡事故では逃げた時点で実刑がほぼ決まります。

酒気帯びの事情があるため現場から逃げたという事案も多いのですが、それにより処罰が軽くなることはありません。ひき逃げは自分を不利な状況に追い込みます。 

 

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