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2020年4月10日 (金)

事故に遭ったら、事故を起こしたら

弁護士服部誠至・交通事故の基礎知識 1-1    無断転載禁止

★事故に遭ったら、事故を起こしたら

 

<直後にするべき3つのこと>

 以下の3つの行動をして下さい。

 1 スマホで10枚以上画像を取る(1分間で撮れるだけ撮る)。

 2 警察・救急に連絡する。

 3 相手の住所・氏名を聞く

 

1 画像を撮れるだけ撮る

  最初にするべきことは画像を撮ることです。事故後に車を移動させる前の状況を撮影します。スマホなどで①自分の車と②相手の車と③背景が映るように10枚以上の画像を撮影してください。1分間で撮れるだけ撮ります。相手が話しかけてきても、「1分だけ時間を下さい」と話して撮影を続けて下さい。

  この画像が自分の身を守る決定的な証拠となる場合があります。画像をうまく撮るコツはいろいろな距離と角度からできるだけ多くの画像を撮影することです。

  私の経験では加害者が、「ここは危ないのですぐ移動しましょう」と話をして車を移動させて、その後にやってきた警察にウソの事故場所でのウソの事故状況を言い張った事件が数件あります。一方で事故直後の画像が決定的な証拠になった事件もあります。

  ですので、加害者が何を言ってきても、「1分だけ待ってください」と話をしてできるだけ多くの画像を撮影してください。

注意するべきは追突された場合でも安心せずに画像を撮ることです。私の経験では加害者が追突事故の場所をすり替えてウソの事故態様を警察に申告した事件も数件あります。

 

2 警察・救急に連絡をする

  スマホなどで画像を撮った後、そのまま警察と救急に連絡をします。私の経験では加害者が事故後に警察への連絡をしないように被害者に要請した事案が少なからずあります。加害者が何を言ってきても無視して下さい。「人身事故を起こしたら勤務先で処分される」と訴える加害者は少なくありません。とくに職業ドライバー(タクシー、トラック等の運転手)は生活がかかっています。自動車関係の企業の従業員が「会社内での厳しく処罰される」と述べて警察に行かないように要請することも少なくないようです。

  しかし、相手が何を言ってきても、一切聞く耳を持たず、すぐに警察に連絡して下さい。自分が怪我をしている場合や、相手が怪我をしている場合で救急車が必要な場合にはすぐに救急に連絡してください。

 

3 相手の氏名と連絡先を聞く

  現場を撮影して警察・救急に連絡をした後に、相手の氏名と連絡先(住所・電話番号)を聞きます。これは上記2件のあとにします。事故後すぐに相手と話を始めると、「まずは車を安全な場所に移しましょう」などと言われて、事故直後の画像を残せなくなることがあります。相手から「警察には連絡しないで欲しい。」などと要請されることもあります。そこで上記2件が終わってから相手と話を始めます。  

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